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難治のうつやアルツハイマーなども腸を元気にすることで治るケースがたくさんある

病巣は人間にとって根である腸に原因があることが多い

日本の登校拒否児童(小・中学校)は約17万5000人、うつの患者は97万人。なぜ、これだけ医療が発達しているのに、うつやひきこもりを治せないのでしょうか。

アルツハイマーやパーキンソン病といった難病が、あふれているのか。多くの人の疑問でもあります。もっと原始的な生活時代のほうがこうした病気は少なかったのです。

中国最高の医学書「黄帝内径」の中に、「治病必求於本」という言葉があります。これは、「病気を治すには必ずその本質を求めよ」という意味ですが、今の医療は本質に向かっていません。ですから、病気を治しきれないのです。

西洋医学では、症状はイコール病巣です。皮膚に症状があれば病巣も皮膚にあり、皮膚を治療します。ところが、東洋医学は違います。症状が皮膚にあっても、病巣は別にあると考え、それを追い求めます。

では、病巣(本質)はどこにあるのでしょうか。その多くは、腸にあります。

花や派菓が枯れたとき、一般的なプロの庭師なら根腐れを疑います。根っこは水や栄養を吸収するところ。そこが腐れば、花も葉も幹も枯れてしまいます。

人間も、同じです。栄養を吸収する腸は、木でいえば根っこ。その根腐れが、さまざまな病気の原因になっているのです。うつやひきこもりは、心の病といわれています。この心が宿るのも実は腸です。それは、生物の進化を見れば明らかです。

人類の祖先をたどると、ヒドラという腔腸動物に行き着きます。ヒドラは口と腸と触覚しかない動物で、「おなかがすいた」と感じるのも、「栄養を取れ」と指示するのも腸です。
つまり、すべて腸が考え、指令を出しているのです。この機能は、そのまま私たち人間にも受け継がれています。脳は、のちに腸から派生したにすぎません。

腸で考えて指令を出しているのは、基底顆粒細胞です。基底顆粒細胞は、舌や消化管の粘膜上皮、皮膚にも存在します。細胞の先端に微絨毛の冠をつけ、細胞の底にホルモンを含んだ顆粒を持っています。

腸の基底顆粒細胞は、微絨毛が食物などの入ってきた外部の情報を細胞に伝えます。また、5欲(食欲、性欲、睡眠欲、名誉欲、財産欲) を引き起こすホルモンを分泌しています。

代表的な認知症には、2つのタイプがあるといえます。1つは、脳の劣化による単純性認知症で、物や人の名前を忘れてなかなか思い出せない、いわゆる物忘れです。
もう1つのアルツハイマー型認知症は、「金をとられた」「飯を食わせない」といった5欲にまつわる症状が多いのが特徴です。それは、腸の基底顆粒細胞が劣化しているからだと考えられます。

柿と豚のラードは要注意

脳を頭蓋骨が守っているように、腸は腸内細菌に守られています。ビフィズス菌や乳酸菌などの有用菌は、腸内で乳酸や酢酸を作って腸内を酸性に傾け、病原菌をおさえたり、有害物質を分解したりしています。

この腸の働きは、ぬか床にそっくり。ぬか床は細菌が野菜を発酵させて、おいしい漬物を作ります。同様に、腸では細菌が発酵して腸の環境を整え、体にいい作用をもたらします。

漬物の味がぬか床で決まるように、人間の健康も腸というぬか床しだい。手入れを怠ると、ぬか床にカピがはえるように、腸も腸内細菌のバランスが崩れたり、大事な基底顆粒細胞が異変を起こしたりします。

うつ、ひきこもり、アルツハイマーなどの心の病は、腹診をすると、必ずおなかに違和感があります。動悸、痛み、つっぱり感、くすぐったさ、ぽちゃぽちゃ感、こうしたおなかの状態に応じて、漢方薬を処方すると、腸の環境がよくなって、心の病が改善していきます。

腸の改善でうつやアルツハイマーが治るというと、信じられないかもしれませんが、そういう事例は多数あります。うつの患者さんは、8割潮は社会復帰できるくらいに回復しています。
最近は、薬ばかりでなく初期のうつであればよい製品がでています。腸を改善しながら同時併用すればさらに効果は高まります。
水溶性低分子キトサン「ヌーススピリッツ」を使ってみての感想

腸を改善するために必要な3項目は以下のとおりです。この3ポイントをしっかり抑えることがまずは必須となります。

  1. しっかり噛んで食べる
    野菜を適度な大きさに切ってぬか床に漬けるように、よくかんで食べ物を吸収しやすい状態にすれば、腸の負担がへります。
  2. 腹8分目にする
    ぬか床は、たくさん漬けすぎるとうまく漬かりません。おなかも食べすぎると消化不良を起こすので、食事は適量にとどめます。
  3. 腸を冷やさない
    ぬか床も腸も、冷やすと発酵が進みません。これは、単に冷たいものを食べないということではなく、体を冷やす食材を食べないということ。柿と豚のラードは特に冷えるので要注意です。

日本では、「三つ子の魂、百まで」といいますが、腸の基底顆粒細胞や腸内細菌は、生まれて3歳ごろや離乳期までに完成します。ですから、それまでは、味の濃いもの、刺激の強いもの、抗生剤などの薬を与えないことが大事です。
この時期の食事や育て方が、後に心の病の原因になることがあるのです。

一定以上の良質の油の摂取も重要です。
腸ストレスから自分の腸を守るために効果的なエキストラバージンオリーブオイル

腸ストレスを取り去る運動 腸をゆるめて動かすストレッチ

腸はストレスに弱い器官です。長く緊張を強いられると、交感神経優位の状態が長く続いてしまい、腸のはたらきが停滞し、お腹がゆるくなったり、反対に便秘になりやすくなります。

緊張してストレスを感じたときや、お腹の調子が悪いなと感じたら、1日の終わりにゆっくり時間をかけてストレッチをして、緊張をといてあげるとよいでしょう。

ここでは腸をリラックスさせるストレッチを紹介します。横たわった姿勢で、腰のカーブを床から浮かせないようにつけたまま、両膝を手で胸のほうに引き寄せ、お尻の筋肉が伸びるのを感じます。

あごを軽く引き、深くゆったりとした呼吸をしましょう。5回を目安に深呼吸をしたあと、手足を伸ばしてリラックスした姿勢に戻ります。

さらに、腹式呼吸を組み合わせることで腸をやさしくマッサージしていきましょう。現代人には、胸の上部のみを使った浅い呼吸の人が多いといわれています。

体の緊張をほぐし、リラックスするためには、まるで赤ちゃんがお昼寝をしているときのような、ゆったりした腹式呼吸がおすすめです。
うまずは、ブドウの房のような形状をした肺胞ひとつひとつに空気を入れるイメージで鼻から深く空気を吸い込みます。このとき胸腔と腹腔を分けている横隔膜(腹部を横に走る深層筋) が下に押し出され、お腹がふくらむようにします。

息を吐くときには横隔膜を背骨これが腹式呼吸です。呼吸をするたびに腹庄がかかり、内臓がマッサージされていくような心地よさを感じられると思います。

1日の終わりに、その日のストレスを解放するようなイメージでゆったりと腹式呼吸をしてみましょう。3分も続けると、自律神経のバランスが整い、腸もリラックス状態を取り戻してくれるはずです。

腸ストレスを取り去る運動 ウォーキング

体を温めて、腸を動かす最適な運動は、有酸素運動である「ウォーキング」です。歩くことで腸は動きだすからです。ウォーキングのポイントは、
歩幅をやや広くして、腕を大きく振り、少し呼吸が速くなる程度の速度で30分ほど歩くことです。これなら有酸素運動にもなりますし、運動による刺激で新陳代謝も活発になり、腸もよくはたらくようになるでしう。

加齢や運動不足など、排便に必要な腹筋や背筋などの筋力の衰えも便秘の大きな要因です。ウォーキングは、これらの筋力の維持や増強にも非常に有効です。腹筋や背筋だけでなく、下半身の筋力の衰えも、腸の冷えや血行不良につながってきます。

下半身には、全身の筋肉の70%以上が集中しています。下半身の筋肉を鍛えることで、代謝が高まり、血液循環もよくなることで、冷えと血行不良を改善することができます。

その意味でも、ウォーキングは最適です。なぜランニングではなく、ウォーキングなのでしょうか。それは、あまりに過度なトレーニングはかえつて筋肉に疲労がたまり、体に負担がかかって逆効果になってしまうからです。

しかも、疲労がたまったまま運動をしてしまうと正しい姿勢が保てず、腰や膝などを痛めやすくなつてしまいます。ウォーキングをすれば、すぐに体がポカポカと温まってくるのを実感できるはずです。地面を蹴って前に進むことで、「第2の心臓」といわれる、ふくらはぎの筋肉の力で血液を全身に力強く送り返してくれます。

下半身にとどまっていた血液も脚の筋肉が伸縮することで、どんどん心臓に戻り始めます。それによって、腸の改善だけでなく、血液循環の不良から起こる肩こりや手足のしびれなどの解消も期待できます。

腸のためには寝覚めの習慣がとても大切

朝起きたら喉がからからに渇いていたことがある人は多いはずです。就寝中に、コップ1杯程度(約200~300ml )の汗をかいています。
そのため、喉が渇いているだけでなく、体内の水分量そのものも減ってしまっています。このとき体はいわばひからびた状態にあります。

そうすると、血液中の水分も減っているので、粘り気を増し、ドロドロになつてきます。このドロドロが、血栓を作り、動脈硬化の原因となってしまいます。

ドロドロだけでない!ベタベタ、ギュウギュウ、ギトギト、スカスカ血液はリスクが高い

この動脈硬化が原因で起こる脳卒中や心筋梗塞などの病気が、起きてから数時間以内に発生する確率が高いのはそのためです。

寝覚めのコップ1杯の水は、血液の流れをスムーズにするためにも重要なのです。もちろん、この1杯の水は腸のはたらきを活性化するためにも欠かせません。
空っぽの状態の胃に水が入ると、それが刺激となって大腸にぜん動運動をするように信号が送られます。つまり、便意を催しやすくなるわけです。
さらに体内の水分バランスを調節するため、腸内の老廃物にも適量の水分が行きわたりよりスムーズなお通じにつながるのです。また、尿や汗の量が増えるので、全身の解毒を促進する効果も期待できます。

こうしたはたらきをより効果的に促進するためには、1日にトータルで1.5~2リットルの水分を摂るようにしてください。やや多いと感じるかもしれません。しかし、これが腸のためには必要な量なのです。
水として毎日1.5リットル以上を飲む必要はありません。

私たちは、ふだんの食事からも水分を補給していますので、たとえばスープなどで水分を多めに摂取した場合などは、飲む水の量を調節してもよいでしょう。

飲み方は腸の負担にならないように、少しずつ味わうようにゆっくりと飲むこと。より体に浸透しやすくなります。また、急に冷たい水を飲まないことです。水分補給は朝だけでなく、日中気がついたときに飲んでもいいですし、

とくに就寝前の適度な水分補給も大切です。できれば水はミネラルウォーター、それもマグネシウムやカリウムを多く含むナチュラルミネラルウオーターがよいでしょう。

便秘解消に効果的な水(一覧)はこちら。

デスクワークの人は必見、腸のためにストレスがかからない姿勢を意識する

オフィスでのデスクワークでは、パソコン画面を注視するあまり、ついつい前屈みになっていたり、無意識のうちに足を組んでしまっている人もいるでしょう。集中していると、次第にディスプレーに顔が近づいてしまう人もいます。

また、自宅でも片手で頭を固定しながら横になつてテレビを見たりしているのではないでしょうか。こうした悪い姿勢が体のクセになって血行不良の原因になってしまうこともあるので注意が必要です。

血行不良は体にさまざまな悪影響を及ぼします。とくに問題なのが猫背。猫背になると体が前屈みになります。そうするとお腹が圧迫されますから、腸などに負担がかかり、機能が鈍ってしまいます。

姿勢の悪さというのは、なかなか気がつきにくいものです。自分は姿勢がいいほうだと思っていても、加齢や体調不良により、お腹をかばうようにして、だんだんと背中が曲がってきているかもしれません。

悪い姿勢によってお腹を圧迫すると、腸だけでなく、胃の負担にもなりますから、食欲不振や胸やけ、さらには便秘にもつながりかねません。

悪い姿勢だけでなく、オフィスワークなど長い時間座りつばなしなど、あまり体を動かさない場合も同様に、腸のはたらきを鈍らせてしまいます。そこで気をつけたいのが、ふだんの姿勢です。正しい姿勢には5 つのポイントがあるといわれています。立ったときに、自分の姿勢がくるぶし、膝の中央、骨盤の出っ張り、肩の出っ張り、耳の中央の5つのポイントが一直線に並んでいるかどうかを確認しましょう。

真っすぐに並んでいない場合は姿勢が悪いということです。その対処法は、デスクワークをしているときなら、椅子に深く腰をかけ、背もたれにきちんと背中をつけることです。

パソコンのモニターは見上げるのではなく、やや見下ろすような姿勢をとりましょう。当然、足を組むのもNGです。そうしたうえで、前のめりにならないよう、頭の頂点を真上から何かに引っ張られているイメージをしてみてください。歩いているときも同様に、ピンと背筋を伸ばすようにしてみましょう。姿勢を正すだけでも、腸の調子改善されていきます。

体も腸も温める質のいい睡眠法

睡眠時無呼吸症候群が話題になって以来、睡眠が健康に及ぼす重要性があらためて注目されるようになりました。枕など寝具にこだわる人が増えたり、良質の睡眠についての意識が高まりつつあります。睡眠時無呼吸症候群の診断はこちら

睡眠中は、体内でさまざまなホルモンが分泌され、体のメンテナンスのためにはたらいてくれます。その代表といえるのが、深い眠りであるノンレム睡眠中に分泌される成長ホルモンです。

このホルモンは、壊れたり古くなったりした細胞を修復・再生してくれるものです。アルコールの代謝・分解に使われた肝臓の細胞を再生するなど、新陳代謝を活性化してくれます。

健康な体作りには、良質の睡眠が欠かせないことくらいわかってはいるものの、なかなか十分な睡眠時間を確保できないのが忙しい現代人のつらいところです。

仕事や家事、育児などで寝るのはいつも深夜、という人も少なくないはずです。不眠が続けば、その日のうちに解消すべき疲れが蓄積されることによって、腸の活動が停滞してしまうことになります。

なるべく良質な睡眠をとれるよう対策したいもの。そこで、できるだけ良質の睡眠をとるためのポイントを紹介します。まずは、体温のコントロールです。コントロールといっても、それほど難しくはありません。人間は日中活動している間は体温が高く、夜になり体温が下がると眠くなるようにできています。

この体温低下の幅が大きいほど眠気が強くなり、寝つきがよくなって、スムーズに深く寝入ることができるとされています。そのため、眠りにつく前に体温を上げておくと、脳は体温を下げようと指令を出すため、深い睡眠に入りやすくなります。体温を下げるためには体中の血液を冷やす必要がありますが、この役割は手足が担っています。
手足の表面に熱い血液が流れてきて、汗をかくことにより、気化熱で血液を冷やし、体温を下げるのです。

ちなみに冷え症の人は体温が高くても手足が冷たく、手足からの放熱ができないため体温を下げにくいのです。そこで夏でも手袋や靴下をはいて、手足の循環をよくして、放熱を促すと体温が下がりやすくなります。

夕食は紹介したような体を芯から温めてくれるものがいいでしょう。適度な運動も体を温めることに役立ちます。ウォーキングやヨガ、ストレッチなど、あまり体に負荷をかけない程度の運動がよいでしょう。

交感神経を刺激するような激しい運動は控えます。入浴は就寝1時間前に、前述のように38~41度のぬるめのお湯にじっくりつかって体温を上げます。

入浴は体温を上げるだけでなく、リラックスすることにより副交感神経を優位にして、体を休息モードに切り替えてくれます。就寝の1時間前には、テレビやパソコンを見ないようにすることも大切です。

テレビやパソコンの光が交感神経を刺激するために寝つきが悪くなつてしまいます。風呂上がりにはビールなどの冷たいものを飲みたくなる人も多いでしょう。
しかし、せっかく上げた体温を下げてしまうことになるので、我慢します。何か飲みたければ、寝つきをよくしてくれるホットミルクやホット豆乳などがおすすめです。

冷え症の女性などは、それでも足が冷たくて眠れないという人もいます。そんな人は、湯たんぽなどで足元を温めておくのもいいですし、足枕などをして足を高くして寝るといいでしょう。

下半身に血液がたまっているので、足をやや高くすることでむくみが取れ、血液の循環がよくなって、体温低下を防ぎやすくなります。

ちなみにアメリカでの調査によれば、睡眠時間は7時間くらい寝ている人の6年後の生存率が最も高かったというデータがあります。それも午前0時から6時という、ホルモン分泌が盛んな時間帯を中心に睡眠をとると効果的です。

腸の排ガスアップのための半身浴

腸の健康のためには、シャワーですまさずに入浴は湯船にしっかりつかることが大事です。その際におすすめなのが半身浴。半身浴は、体が温まるだけでなく、心身のストレスを取り除き、腸への血流もよくなりますし、免疫力を高めることもできる入浴法です。

とくに寒い冬には、熱いお湯に肩までつかって温まりたいという人が多いでしょうし、夏の暑い季節には湯船につからずシャワーだけですませてしまいたい人も少なくないはずです。しかし、これでは入浴による効果が期待できません。便秘やお腹の張りは、副交感神経がうまくはたらかずに交感神経が優位になつているときに起こるため、血流をよくして自律神経のバランスを整えることは、腸を温めて、動かには大変有効なのです。

入浴のポイントは、ぬるま湯に、じっくりと、半身浴で温まること。ここでいうぬるま湯とは、副交感神経のほどよい刺激となる、体温より2~4度高めの38~41度くらいのお湯のことです。

熱いお湯が好みの人もいるかもしれませんが、熱いとすぐにのぼせてしまい、かえって体の芯まで温まることができません。そのうえ、体温との差が大きいため、交感神経が刺激され血圧や心拍数が急激に上がりかねないので注意が必要です。

ぬるま湯につかる時間は、20~30分ほど。汗が出るまでじっくりと湯船につかるのが理想です。寒い冬などは、ときどき湯船に深くつかったり、浴用タオルをかけて冷やさないようにするといいでしょう。

なぜ半身浴がいいのかというと、心肺機能に負担がかからないためです。半身浴をすると水圧が足の静脈をポンプのように押して血液を心臓に戻してくれますが、

全身浴の場合は水圧で皮膚や内臓、筋肉の血液がいっせいに心臓に戻るので、心臓が拡大して肺の容量が減り、心肺機能に負担をかけることになつてしまいます。入浴などによって急激に体が温められると、血液が皮膚に集まるために胃のはたらきが悪くなり、消化不良を起こすこともあります。とくに42度以上の熱い湯では胃液の分泌が減るので、入浴は食後1時間以上たってからが理想です。

半身浴は血管の詰まりに効果大

腸ストレスを取り去る生活習慣「何を食べるかではなくどう食べるか」

腸ストレスを取り除く食べ物については紹介のとおりです。食事は腸ストレスと深い関係がありますが、生活習慣も同じようにとても大切です。

「何を食べるか」も大切なですが、それ以上に、実は「どう食べるか」も重要です。繰り返しになりますが、1日3食をしっかり食べることが腸の健康には欠かせません。

とくに朝はしっかり食べたいところです。ぜん動運動が最も活発に起こる時間帯である朝に食事を抜いてしまうと、腸は正常には働いてくれません。

また、朝食を抜いてしまうと、前日の夕食から昼食までに間があいてしまうため、体はよりエネルギーを蓄えようとしてしまい、太りやすい体になってしまいます。

では、昼食なら抜いてもかまわないのかというと、これも腸の健康を考えればそうとはいえません。昼休みは、実は脳をクールダウンさせる重要な役割を担っているのです。

午前中に仕事をして、脳を興奮した状態のままにしてクールダウンさせないと、交感神経の緊張が午後まで持続することになります。

すると血圧や心拍数が上昇したままになり、胃腸のはたらきが低下してしまうからです。夕食は就寝3時間前までにすませることがベストです。

夜遅くの食事は胃腸に負担をかけるうえ、夜には体が脂肪を蓄えようとするモードになるため、太りやすくなるからです。3食を摂ることとともに、よく噛んで食べることも重要です。食事中によく噛むと、エネルギーの代謝が高まり、体温が上昇します。

この反応が最も大きいのが朝なのです。ですから、朝はとくに、しつかりよく噛んで食べるようにしたいもの。食事をよく噛んで食べることは、ダイエット面から見ても重要です。脳内に送られる糖分によって満腹中枢が満たされ、必要以上に食べることを抑えてくれるのですが、よく噛まずに早食いをしてしまうと、どうしても満腹中枢が刺激されず、食べすぎてしまうことになるのです。

料理はよく味わうだけでなく、「一口ごとに箸を置く」「小さなスプーンを使う」「お茶などを飲みながら食べる」などの工夫をして、できれば20 ~30分程度をかけて、ゆっくり食べるよう心がけましょう。

腸ストレスから自分の腸を守るために効果的な 日清オイリオから新発売 有機エキストラバージンオリーブオイル「ルイーザ」

腸ストレスにエキストラバージンオリーブオイル
腸ストレスにエキストラバージンオリーブオイル

エキストラバージンオリーブオイルは腸ストレスに万能

これまで腸ストレスを取り除く食品として、エキストラバージンオリーブオイルを何度も紹介しました。抗酸化作用、抗炎症作用にすぐれ、保温効果もあるオリーブオイルは、ストレスフルな現代日本人の腸には欠かせない食材です

そこでここでは、オリーブオイルのさらなる健康効果について、最新情報です。そもそもオリーブオイルは、ヨーロッパでは便秘解消の秘薬として、古くから親しまれてきました。イタリアなどでは、子供の便秘予防にティースプーン1杯のオリーブオイルを飲ませるといいます。その有効性については、紀元前の時代にすでに知られていました。

では、なぜオリーブオイルは便秘解消に有効なのでしょうか。

アメリカの科学者はオリーブオイルについて次のような実験を行いました。動物の空腸(小腸の一部)にオリーブオイルに多く含まれるオレイン酸と、これまた便秘対策に昔からその有効性が認められてきたヒマシ油の主成分であるリシノール酸を流して、小腸にとって、どのようにはたらくのかを比較しました。
その結果、それぞれを流して30分後に比較すると、オレイン酸のほうがリシノール酸に比べて小腸に吸収されにくいという結果が得られました。

つまり、オレイン酸を含むオリーブオイルは、短時間では小腸で吸収されにくいということ。その結果、オリーブオイルは、小腸であまり吸収されずに小腸内に残り、小腸を刺激し、また食物残直に混ざることで腸内のすべりがよくなることが判明したのです。

オリーブオイルの効果を知るために、さまざまな試みをしてきました。下剤を常用していた慢性便秘症の方に、オリーブオイル30ccを毎朝摂取してもらいました。すると、そのうちほとんどの方で下剤からの離脱、あるいは下剤の減量ができたのです。

とくに、便が硬かった患者さんにおいては、普通の軟らかさまで改善できました。以上の結果からも、便秘には、オリーブオイルによる食事療法は有用であることが確認でき、臨床の現場でも積極的に取り入れるようにしました。

腹部膨満感など停滞腸の症状を抱える方の場合、ティースプーン2杯程度のオリーブオイルでも有用であることがわかりました。とくに、センナや大黄、アロエなどのアントラキノン系の強力な下剤を連用していると、大腸メラノーシスの症状が表れ、腸管運動を停滞させ、排便困難をさらに悪化させる結果を招いてしまうことがあります。

しかも、アントラキノン系の下剤に頼り切ってしまうと、連用することによって効果がだんだん弱くなり、下剤の服用量がしだいに増加してしまうケースも多くあります。

このような場合、大腸粘膜下に黒いシミができるばかりでなく、腸神経系にも障害をもたらすことがわかっています。そんな慢性便秘症の方に、オリーブオイルを摂取してもらうと、症状が改善し、下剤の服用量の減量が可能になることもあるのです。

ピロリ菌退治

オリーブオイルを日常生活で効果的に取り入れるよい方法は、調理に使用する油を、エキストラバージンオリーブオイルに替えることです。
こうすることによって、動物性脂肪の摂りすぎによる病気を未然に防ぐだけでなく、エキストラバージンオリーブオイルの効能、効果による恩恵を受けることができます。つまり、一石二鳥の方法といえるでしょう。

オリーブオイルの効能について、最近わかったことのひとつが、胃潰瘍や胃がんとの関連が指摘されるピロリ菌撃退効果です。ピロリ菌は、正しくはヘリコバクターピロリ菌といい、オーストラリアのマーシャル博士が胃潰瘍や胃がんとの関連を証明したことで一般にも話題になりました。

ピロリ菌の保持者の胃がんの発症頻度は、そうでない人と比べると、5~10 倍にもなり、また世界保健機関(WHO)は1994年に胃がんの発症因子であると指摘しているほどです。

ちなみに、ピロリ菌は抗生物質によって除菌できますが、現在、健康保険で認められている除菌は胃潰瘍と胃がんなどについてのみです。

さらにエキストラバージンオリーブオイルには、このピロリ菌の増加を抑える作用があることがわかってきました。これは試験管内での実験ではありますが、スペインの科学者らにょって報告されています。

人工の胃酸や胃液を使用して、人間の胃と同じ条件にした試験管内に、エキストラバージンオリーブオイルに含まれるポリフェノールを入れ、さらに胃と同じ状態に近づけたうえで、ピロリ菌を加えたところ、ポリフェノールがピロリ菌の増加を抑える効果が確認されたのです。

近年ではほかにも、動物性脂肪をエキストラバージンオリーブオイルに替えると、胃潰瘍の患者さんの潰瘍が小さくなったという報告など、オリーブオイルの知られざる効用が次々と明らかにされています。今後のさらなる研究が望まれます。

認知症にも有効

最近では、認知症への効果も注目されています。認知症の問題は、超高齢社会を迎える日本社会においては、今後ますます深刻なものになるはずです。なかでも、高齢になるにしたがって発症しやすくなるのが、アルツハイマー型認知症です。

このタイプの認知症に対して、エキストラバージンオリーブオイルを多く摂取する地中海型食生活が有効であると報告されました。こちら
米国のコロンビア大学メディカルセンター研究内容は、ニューヨークに住む2258人の健康な高齢者を4年間にわたり経過観察したものです。その全員が精神医学的なテストを受け、18ヶ月ごとに脳の認知機能が観察されました。

その結果、対象者のうち10% 以上の262人がアルツハイマー型認知症と診断されました。さらに食事内容が地中海型食生活に近いほど、その発症リスクが低下することがわかりました。

地中海型食生活は、エキストラバージンオリーブオイルを多く摂取し、パンやパスタなどの穀類や、豆類、果物と野菜類、魚介類を多く摂るのが特徴です。

さらに、ワインを少々飲みますが、乳製品と肉類はあまり食べません。

実験の対象者の食事は0 から9までの「地中海型食生活スコア」で評価されました。その結果、そのスコアが1つ増えるごとに、アルツハイマー型認知症のリスクがほぼ10 %程度低下することもわかりました。

さらに、同スコアの評価によって、3つのグループに分けて、最もスコアが低いグループの人と比べて、中間のグループは15 ~20 %程度そのリスクが低下し、最もスコアが高いグループでは約40%もリスクが低下したというのです。

アルツハイマー型認知症を予防するための食生活において、最も重要なポイントは、アルツハイマー型認知症に見られる脳神経の変性(老人斑 の引き金となる活性酸素のはたらきを抑制すること。

つまり、抗酸化作用のある食べ物を多く摂ること。たとえばビタミンEやビタミンC、β1、カロテンなどです。それらは、エキストラバージンオリーブオイルや野菜、果実を豊富に摂ることで実現できます。

さらに、脳に良いとされるEPAやDHA は、青魚などに多く含まれています。また、神経機能を高めるビタミンB2はカキなどの魚介類と肉類に豊富に含まれています。
これらは地中海型食生活では馴染みのある食材ばかりです。ちなみに、この実験はフランスにおいても追試され、そこでも地中海型食生活を続けている人は、認知機能の低下がゆるやかでした。

腸が喜ぶエキストラバージンオリーブオイルの選び方

オリーブオイルなら、エキストラバージンオリーブオイルではなくてもいいのでは?と考える人がいるかもしれません。しかし、それは間違いです。
一番搾りで作られたエキストラバージンオリーブオイルと、精製されたオリーブオイルとでは、その成分には差が出てきます。

たとえば、オレオカンタールという抗炎症作用と抗酸化作用があるファイトケミカルは、一番搾りで作られるエキストラバージンオリーブオイルにだけ含まれています。

オリーブオイルは、バージンオリーブオイルと精製オリーブオイルの2つに大別されます。前者はオリーブの実から機械的に、あるいはほかの物理的な方法でのみ採取したものと定義されます。
その採取時にオイルの組成、さらには味や香りに変化を与えるような熱処理などの条件に加えられると「バージンオリーブオイル」と呼ぶことはできないとされています。

オリーブの実からオリーブオイルを採る4つの過程(破砕、撹拝、液体と固体の分離、オイルと水分の分離) 以外の処理を加えられていないもののみが「バージンオリーブオイル」とされるのです。
さらに、このバージンオリーブオイルは、味や香り、および酸度の細かな違いによって以下の4つに分けられます。

  1. エキストラバージンオリーブオイル
    味にも香りにもまったく欠点が認められず、しかも香りがフルーティなもの。酸度はオレイン酸換算でl%以下。
  2. バージンオリーブオイル
    味、香りともに欠点がなく、しかもフルーティなオリーブオイル。酸度はオレイン酸換算で2 %以下。
  3. オーディナリーバージンオリーブオイル
    味は良好で香りも悪くないが、酸度は3.3%以下。
  4. ランバンバージンオイル
    酸度が33.3%以上のオイル。

一口にオリーブオイルといっても、これだけの種類があるのです。腸の健康を考えるならエキストラバージンオリーブオイルを選びたいもの。
ちなみに、厚生労働省が出している指針として、1日に必要なエネルギーの20~25 %を脂質から摂るのがよいとされています。これは1日2000kcalとして、およそ50g。食材に含まれている脂肪分も考え合わせると、油として摂取するのは30 g(約30 cc= 大さじ2杯、ティースプーンだと、大きさにもよりますが5~6杯)以内に抑えておくのがいいでしょう。あくまで油なので摂りすぎれば太ります。
日本人は、体に悪い油はたっぷり摂っていますがこうした必要性の高い油は摂取不足傾向です。

【日清オイリオ】新発売 有機エキストラバージンオリーブオイル「ルイーザ」

そのまま飲めるほど驚きの味わい搾ったままの有機エキストラバージンオリーブオイル

【日清オイリオ】新発売 有機エキストラバージンオリーブオイル「ルイーザ」初回購入プロモーション

商品特長

 〇農園主・ルイーザ氏が愛情を注いで育てた自慢の早摘みオリーブ果実を使用しています。
 〇栽培の難しい有機栽培のオリーブ畑で収穫された、有機JAS認定のオーガニックオリーブ
  オイルです。
 〇単一指定農園(シングルエステート)内で栽培から搾油まで行う、一貫生産体制により、
  生産者の顔が見える高品質なオリーブオイルを通信販売限定でお届けすることが実現
  しました。

商品特長詳細

◆農園主・ルイーザ氏が愛情を注いで育てた自慢のオリーブ果実を使用
 農学者でもある農園主のルイーザ氏は、大学で育種学を学び、有機栽培に興味を持ったことをきっかけに、農園の一部を改装。それまで植えていたオリーブ樹を伐採し、2011年よりオリーブ栽培方法に適した品種で作付けを行い、有機オリーブ栽培を開始しました。現在ルイーザ農園の広さは140ha(東京ドーム30個分)、うち30haの有機栽培には、32,000本を超えるオリーブ樹が育っています。
 ルイーザ氏自身が「オリーブは私の人生のすべて」と語るほど深い愛情と情熱を注いで育てられたルイーザ農園自慢の有機栽培のオリーブ果実を、“生産者の顔が見える”
価値ある果実として採用しました。

◆栽培が難しい有機のオリーブ畑で収穫、有機JAS認定のオーガニックオリーブオイル
 ルイーザ農園ではあえて栽培が難しい、有機栽培の高品質なオリーブを生産しています。さらに、「ルイーザ(LUISA)有機エキストラバージンオリーブオイル」は10kgの収穫からわずか1kgしか取ることができない、早摘みのオリーブ果実のみを使用した有機JAS認定のオーガニックオリーブオイルです。
 有機栽培オリーブオイルは、その栽培の難しさから、オリーブオイルが食卓に馴染むイタリアでも、国内生産量の十数%と言われており、希少性が高いオイルです。

◆隣接する農園と工場の一貫生産体制により高品質を保証する単一指定農園(シングルエステート)
 農園内の搾油場にて伝統の石臼製法を用い、早摘みオリーブ果実の成分を失わないよう、コールドプレスにてオリーブ果実を粉砕、搾油後、鮮度を保持して保管します。
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免疫ストレスを取り去る食べ方

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免疫ストレスはこちらで紹介しました。最近、注目の食品は大麦のβ-グルカンです。

現代人は、注目のβ-グルカンの摂取量が減少している

免疫力アップ効果に注目が集まる、β-グルカンという成分を耳にした人も多いと思います。このβ-グルカンは細胞壁に含まれる多糖類の一種で、水溶性食物繊維に分類され、大麦やキノコ類に多く含まれています。

近年、β-グルカンについてはさまざまな効能、効果が確認されています。たとえば、免疫系を活性化して感染抵抗力を強める効果や、慢性の炎症を抑制する効果などが報告されており、アメリカ食品医薬品局(FDA)と欧州食品安全機関(EFSA)は、大麦食品についてコレステロールを低下させる因子として、「ヘルスクレーム(健康強調表示)」を認可しています。

大麦β-グルカンには、ほかにも血糖値の上昇抑制作用、血圧降下作用があることが明らかになっています。

FDAのヘルスクレームによれば、効果のある摂取量はl 日3グラムとなっています。発芽大麦であれば100グラム強に相当する量です。

ここで昭和30年の農林水産省(当時は農林省)の作物統計では、日本の大麦生産量は240万トンで、平均摂取量は1年に1人あたり24キロも消費していたことになります。
したがって、大麦のβ-グルカン含有量を3%とすれば、1日あたり約2グラムを大麦から摂取していたと考えられます。現在はどうでしょう。国内で生産される主食用の大麦は約20万トン前後と昭和30年当時の10分の1以下にまで低下しています。

キノコ類など大麦以外からも摂れるので、現代人の摂取量が10分の1以下になったというのは少し過大評価かもしれませんが、β-グルカンの摂取量も同様に低下しているようです。

水溶性β-グルカンは、胃や小腸で消化酵素の影響を受けず、水溶性の状態では高い粘性があることから、胃粘膜の保護作用、小腸内を通過するときに糖質や脂質の吸収を抑制する作用、有害物質を吸着して体外に排出する作用なども知られています。

腸の「免疫ストレス」を取り除くβ-グルカンの効果は、今後の研究によってさらに明らかにされるでしょう。

快眠できない人のために大麦発酵酵素を使用した「快眠すっきり酵素」などもあります。現代人に眠れない睡眠トラブルが増加しているのもこのβ-グルカンの摂取量が大きく減少しているからかもしれません。

免疫力アップには欠かせないグルタミン

腸の免疫力アップには、β-グルカン以外にグルタミンという栄養素も欠かせません。グルタミンとグルタミン酸は、よく混同されがちですがどちらも人体に欠かせない必須アミノ酸ではあるものの、異なる物質です。

グルタミンは骨や筋肉を作るなど、たんばく代謝や免疫機能にとって重要な栄養素ですが、実は腸にとっても重要な栄養素なのです。
グルタミンは小腸粘膜細胞にとって最大のエネルギー源で、大腸粘膜細胞にとっても2番目のエネルギー源です。さらに、小腸の粘膜の修復や、粘膜細胞のはたらきを高め吸収を促す作用、リンパ球の栄養になるなど、腸の免疫作用にとって不可欠の栄養素といえます。
通常、グルタミンのほとんどは体内で合成され、食事で摂取される量は、体内で消費される量に比べてはるかに少ないものです。そのため、本来グルタミンを意識的に補充する必要はないといえます。

ただし、病気や激しい運動などで体が深刻なダメージを受けたりした場合、各臓器に供給するために筋肉から大量にアミノ酸が消費されることになります。
そのひとつがグルタミンです。このような事態になると、グルタミンが不足してしまいます。とくにグルタミンは、分裂スピードの速い腸細胞のエネルギー源として大量に消費されるので、このような状況下ではとくに補給が必要になります。

腸壁にある免疫細胞のなかでも、とくにマクロファージやリンパ球にとってグルタミンは重要なエネルギー源でもあるので、感染症などに対抗する際には、さらに多くのグルタミンが消費されます。フランス人は、風邪で体力が落ちてしまったとき、生肉や生卵を使った料理である「タルタルステーキ」を食べる習慣があります。肉や魚、卵に多く含まれ、熱に弱いグルタミンは、生の状態で摂ることが有効であることを、彼らは経験的に知っているのかもしれません。

体内で消費されるグルタミンのほとんどは体内で合成されるものなので、どんなときに、どれくらいの量のグルタミンを摂取すれば有効なのかについては、はっきりとしたことはわかっていません。しかしフランス人の例からもグルタミンの摂取と免疫力のアップには深い関係性があります。

グルタミンを効率的に摂取するなら発芽大麦がおすすめです。この発芽大麦はグルタミンのみならず、ビタミンや食物繊維、ミネラル、β-グルカンなどさまざまな栄養素を豊富に含んでいます。あるいは青魚の刺身や、生卵での卵かけご飯などを食べるの効果的です。

グルタミン酸は腸に欠かせない栄養素

グルタミンは、グルタミン酸と混同されやすいのですが、腸の免疫力アップに欠かせない大切な物質です。日本人が「うまい」と感じるもの。その「旨味」とは、鰹節や昆布、干しシイタだしじるケなどでとられた「出汁」によるものです。

この出汁こそが、和食を特徴づけるひとつの要素だといえるでしょう。この旨味のもとは、出汁に多く含まれているグルタミン酸です。実はこのグルタミン酸は、私たちにおいしさを与えてくれるだけではなく、生体内で多くの作用をもたらすことがわかってきたのです。

ある研究では、胃のなかにグルタミン酸があると、副交感神経の活動が促進されることがわかっています。さらに、消化管(小腸粘膜)はその活動エネルギー源のひとつとして、グルタミン酸を大量に消費しています。

つまり、旨味成分( グルタミン酸など)の少ない食材ばかり食べていると、腸のエネルギーが不足し、腸の運動が停滞してしまいかねないのです。

旨味成分の多いもの、つまり日本人が従来食べていた出汁の利いた食事を多くとることは消化管運動の克進、つまり腸の健康には不可欠だったのです。

このグルタミン酸は、日本人の食生活に欠かせない大豆食品(納豆、豆腐、味噌、しよう油)のみならず、地中海型食生活の基本食材であるトマトにも豊富に含まれています。
これらの食材を上手に活用して、グルタミン酸をしっかり摂りたいものです。

腸の蠕動運動に必須のマグネシウムは大腸ガンの予防にも

腸を動かすミネラルに、マグネシウムがあります。マグネシウムは必須ミネラルとされていますが、現代日本人の摂取量は必要量に足りていないようです。

1950年以前には、日本人は海藻などから必要量のマグネシウムを摂取していました。しかし1960年以降、食の欧米化によって食物繊維摂取量や植物性乳酸菌摂取量の減少とともに、マグネシウムの摂取量も減少していったのです。

現在、マグネシウムの必要摂取量の基準値は1日あたり370mg(男性30~49歳)とされていますが、実際には約250mgしか摂取しておらず、120mgほど不足しています。

このことが、慢性的な便秘や腸ストレスに悩む人が増えている原因のひとつにもなっていると考えられます。マグネシウムは、「体温や血圧の調節」「筋肉の緊張を媛和」「細胞エネルギーの蓄積や産生の補助」など生命の維持には欠かせないものです。

腸にとっても重要で、さまざまな刺激から腸の粘膜を守ったり、神経のはたらきを円滑にして腸ストレスを取り除いてくれる役割を担っています。2

厚生労働省研究班の報告では、マグネシウムを多く摂取する男性は大腸がんのリスクが有意に低いとされています(ただし、女性においては有意な関係が認められません)。

このように人体にとってマグネシウムは必要不可欠な栄養素である一方で、消費されやすいものでもあります。たとえば、甘いものの食べすぎや発汗、ストレスなどによっても消費されてしまいます。
マグネシウムが不足すると、便秘だけではなく、スポーツのときのけがや肉離れなどを起こしやすくなるなど、さまざまな悪影響を及ぼします。

このようにマグネシウムは、腸を動かし、病気から守ってくれる大切なミネラルなのです。便秘がひどいときに、マグネシウム製剤などを下剤として使用することもありますが、なるべくなら毎日の食事のなかで補うのがよいでしょう。

マグネシウムが多く含まれる食材には、にがりや岩塩、硬度の高いミネラルウオーター、ひじき、玄米、納豆、カキ、カツオ、ゴマ、サツマイモ、落花生、バナナなどがあります。

ただし、重度の便秘の場合は、食事だけで効果を期待するのは難しいので、こういった3Aマグネシア お腹が痛くなりにくいマグネシウム便秘薬も活用する必要があるでしょう。

アルコールと腸の関係

アルコールを飲みすぎると肝臓に悪い。ここまではよく知られています。しかし、それだけでなく、腸をはじめとした消化器にもさまざまな悪影響を及ぼします。

さらに、アルコールは、口腔がんや舌がん、咽頭がん、食道がんのリスクを高めてしまうことがわかっています。濃度の高いアルコールの刺激によって、これらの部位の粘膜が傷つけられるために引き起こされるもので、これらはアルコール関連がんと呼ばれています。

アルコールは肝臓で代謝されてアセトアルデヒドになり、最終的に解毒され、水と炭酸ガスになります。このアセトアルデヒドが内臓を刺激したり、細胞を傷つけたりすることで、がんの発生リスクを高めるとも考えられています。

大腸がんについても、同様の理由から、発症リスクを高めていると考えられます。近年の疫学研究によれば、そのほとんどにおいて、アルコールは大腸がんの促進因子と結論づけています。

男性の場合、1日平均1合以上のお酒を飲む人は、お酒を飲まない人に比べて大腸がんの発生率が高いという結果でした。また、ビールなどアルコール度数の比較的低いものでも、大量に飲むと直腸に炎症が起き、これが引き金となり直腸がんになりやすくなるというデータもあります。
お酒は百薬の長といわれたりもしますが、量が過ぎればただの毒です。量に注意して楽しみたいものです。

潰瘍性大腸炎になりやすい食べ物

潰瘍性大腸炎やクローン病等の炎症性腸疾患の患者さんに「発病の5年前にどのような食生活を送っていたか」についてアンケートを行ったものです(2001年)。

それによると、パンやチーズ、肉類、ハム・ソーセージなどの加工食品とともに、バターやマーガリンなどの油を多く摂っていたことがわかりました。

こうした欧米型の食事を多く摂っている人は、そうでない人に比べると、なんと1.71倍の確率で潰瘍性大腸炎になりやすいというのです。

さらに、食間や食後についつい食べたくなるチョコレートやキャラメル、スナック菓子、ケーキ、アイスクリームなどの甘いものについても同様のアンケートをしています。

すると、これらの甘いものをよく食べる人は、そうでない人に比べて、1.2倍の確率で潰瘍性大腸炎になりやすいという結果でした。
一方で、野菜や果物をたくさん食べる人は潰瘍性大腸炎を発症しにくい、という結果も。以上の調査からは、潰瘍性大腸炎は、肉類に偏った食生活が原因の生活習慣病と考えられるのです。

腸は肉を好まない

日本人の胃腸は、肉食には不向きです。古来、穀物を主に摂取してきた日本人の腸のメカニズムや、酵素の違いなどが関連しているためです。しかし、どうやら肉は、日本人だけでなく、欧米人の腸にとっても喜ばしい食べ物ではないこともわかりました。

そして、非常にショッキングな研究結果があります。それは、赤身肉(牛肉、豚肉が対象。鶏肉は除く)は大腸がんのリスクを確実に上げるとされ、大腸がんの最大の危険因子のひとつだというのです。

さらに日本国内でも同様の報告があります。国立がん研究センターが約10年間で約8万人を対象にした追跡調査の結果を2011 1年に公表したのですが、肉を食べる多くの日本人は大腸がんになるリスクが高いことを明らかにしたのです。

それによれば、男性は肉類全体の摂取量が最も多いグループ(1日あたり約100g以上)の大腸がんの発症リスクが、最も少ないグループ(同約35g未満) の1.4倍。

女性でも赤身肉(牛と豚肉)の摂取量が最大のグループ(同約80g以上)が、最小のグループ(同約25g未満) の約1.48倍にもなるというのです。この調査によって、冒頭のアメリカがん研究財団と世界がん研究財団による報告内容が、日本においても裏付けられたのです。

では、なぜ赤身の肉が危険なのでしょうか。これまでは脂身は控えるべきといわれてきましたが、赤身はそれほど危険視されてこなかったような気がします。その理由としていわれているのは、次のようなものです。

  • 肉を食べると、脂質を多く摂取することになる。これが、コレステロールや飽和脂肪酸などの摂取量の増大につながる。
  • 肉を焼くと焦げることもある。しつかり火が通された肉を好む人のほうが、大腸がんになりやすいという指摘がある。
  • 赤身肉はほかの部位に比べて鉄分が多い。適量の鉄分は体に必要だが、脂質が一緒の場合は話は別。脂質と鉄分の組み合わせは、がんの発症のきっかけとなる活性酸素を作りだすフェトン反応(鉄の反応)をしやすくなる。

注目すべきは3番目です。赤身肉が問題とされているのは、そこに含まれる鉄分と脂質です。赤身肉を食べ、その鉄分が腸管内を通過するときに、過酸化脂質との反応、つまりフェトン反応がより高率で起こり、活性酸素が発生しゃすくなるのです。

人体内の鉄分の多くは、通常はヘム鉄として血液中に存在しています。酸素を細胞に運ぶ赤血球のヘモグロビンは、ヘム鉄とたんばく質が合体したもの。鉄分はこのように人間の体には欠かせない成分です。しかし、過剰な摂取は、活性酸素による発がんをうながす鉄イオンによるフェトン反応につながってしまうのです。

結論としては、赤身肉の摂取量はできるだけ抑えるべきだという意見もありますが、私は1週間に1~2回程度、少しだけ食べるぐらいならあまり問題はないと考えています。

ちなみに、アメリカでは1日の摂取量を80g以下にするようにすすめられていますが、アメリカ人の主食は肉であるといっても過言ではないので、魚や豆類などからたんばく質を摂っている日本人は、もっと少ない基準がいいかもしれません。

鉄分は赤身肉のほかにも、たとえばレバーやアサリ、ハマグリなどの貝類にも多く含まれています。赤身肉以外でも、肉や魚で赤みが強いほど一般に鉄分が多いと考えてよいでしょう。

一方、野菜に含まれている鉄分は、問題ありません。肉や魚、レバーなどの動物性食品に含まれるヘム鉄は、体内への吸収率が20 ~30 %であるのに対して、野菜や大豆食品などの植物性食品に含まれる鉄分は、非ヘム鉄であり、しかも吸収率は5%程度にすぎません。
つまり、鉄分を多く含む野菜を食べても、鉄分による活性酸素が発生する心配はないといえるのです。
ほうれん草などは、ゆですぎないようにして卵などと一緒に食べるのがおすすめです。

免疫ストレスを取り去る食べ方のまとめ

  • β-グルカン豊富に含む大麦やキノコ類を摂るようにする。
  • 刺身などの生魚や生卵に含まれるグルタミンを意識して摂る。
  • グルタミン酸が豊富に含まれた、出汁の利いた料理を食べるようにする。
  • ひじきや大豆製品、魚介類など、マグネシウムが含まれた食品を摂る。