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腸ストレスの原因となる5項目

腸ストレス

腸ストレス


日本人の腸ストレスが増えてきている原因を、日本人の食生活の変化や、昨今の偏ったダイエット法、間違ったダイエット、健康法による影響から見てきました。

多くの日本人を悩ませている腸ストレスについて、より詳しく解説していくことにします。腸ストレスには、大きく分けて5つあると考えられます。その5つとは、次の通りです。

  1. 酸化ストレス
    腸内での活性酸素の過剰な発生で、いわば腸をサビさせ、全身の健康に悪影響を及ぼすストレス。
  2. 低体温ストレス
    薄着や締めつける服装、冷暖房の影響、自律神経の変調、運動不足による筋肉量の低下などによって生じる、持続的な腸の冷えによるストレス。
  3. 欠食・間食ストレス
    ダイエットや健康のためなどで、食事の量を極端に減らしたり、食事を抜いたり、また偏った食生活が、腸に与えるストレス。
  4. 心理ストレス
    仕事や人間関係などの心理的ストレスが、腸に与えるストレス。
  5. 免疫ストレス
    腸内細菌のバランスが乱れることなどによって、腸の免疫機能が衰えるストレス。

の5つの腸ストレスです。もちろん、いくつかの腸ストレスたとえば、酸化ストレ4 2スと低体温ストレスなどが組み合わさったケースも多々見られます。まずは読者のみなさんがどの腸ストレスに主に悩まされているか、あるいは、悩まされやすい傾向にあるかを知るためのチェックリストがあります。
自分の腸の傾向や状態を知るために、質問に答えてみてください。自分の腸は大丈夫だと思っていてもかなりストレスにさらされている場合もあります。

日本人の腸に合う健康法を選ぶ

日本人

日本人

腸は体全体の健康を左右する大切な器官です。腸の調子が悪くなればさまざまな病気にかかってしまいます。腸は口から入った食べ物を、消化→吸収→排泄する唯一の器官であるばかりか、体内のリンパ球の約6割が集中しているうえ、「第2の脳」ともいわれ、脳に次いで神経細胞が集中する器官でもあるからです。

生命活動を支える栄養素を吸収し、独自の神経ネットワークによって全身にさまざまな情報を伝達する重要な役割を担っているわけです。そんな重要な器官である腸が、過度のストレスにさらされ、腸の基本的な運動が低下してしまい、本来の機能を果たせなくなっています。この状態を「停滞腸」と呼んでいます。

停滞腸であるかどうかは、内視鏡で見れば一目瞭然です。本来、健康な腸は美しいピンク色をして弾力がありますが、停滞腸は色がくすみ、形は張りが失われたかのようにダラツとして見えます。

さらに黒いシミ(大腸メラノーシス)のようなものができていることも少なくありません。では、どうすれば、見た目にも美しい健康な腸を取り戻すことができるのでしょうか。

その近道は、やはり食生活の改善にあります。とくに偏った食生活と、脂肪過多の食事(動物性脂肪)を改めることが重要なのは言うまでもありませんn。

また、食事の内容ばかりではなく、朝食を食べないといった食習慣、あるいは睡眠時間の減少や慢性的な運動不足、住環境や労働環境の悪化などによる精神的ストレスの増大など、その他さまざまな環境の変化も見逃せません。

なぜなら、これらはすべて腸の「ストレス」の原因になってしまからです。

日本人の腸を悪化させている「腸ストレス」にはどんなものがあるのか、そして、その腸ストレスを取り除き、健康な腸を取り戻すためにはどうすればいいかについてです。

ヨーグルトは本当に腸のために優れた食品なのだろうか?

ヨーグルト

ヨーグルト


「腸のために!」というと直感的にヨーグルトをイメージする人も多いかもしれません。乳酸菌が豊富なヨーグルトを摂ればよいといった思い込みから、朝食はヨーグルトだけ、という方もいらっしゃいます。

しかし、健康にいいからと、毎朝ヨーグルトばかりを大量に食べて大事な食事が終わりというのは関心できません。実はヨーグルトは想像以上に脂肪分が多いからです。

たしかにヨーグルトを適度に摂取することは、腸の健康に悪くはないのですが、食べすぎは禁物。1食につき、70~100グラム程度がよいでしょう。
また、付属の砂糖も、カロリーのことを考えるとあまりおすすめできません。

甘味がほしい場合は、リンゴやパイナップルなどのフルーツを一緒に食べるようにして、基本的に付属の砂糖の使用を控えたいところです。

最近は、低脂肪のヨーグルトも市販されているので、そちらを利用するほうがいいでしょう。ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌には整腸作用があり、腸内の善玉菌を増やすはたらきがよく知られています。

しかし、乳酸菌といっても、ヨーグルトやチーズなどに含まれる動物性乳酸菌と、漬け物や味噌、醤油などに含まれる植物性乳酸菌では、その性格が大きく異なります。

動物性乳酸菌には、そのほとんどが胃液や腸液によって死滅してしまうため、腸の奥まで届きにくいという欠点があります。しかし、植物性乳酸菌は、温度変化に強く、胃腸内の過酷な環境でも死滅しにくいため、生きたまま大腸まで到達してくれます。胃腸で弱ることなく生きたまま腸に到達した乳酸菌は、乳酸を放出し、腸内環境を弱酸性にすることで、善玉菌を増やします。

こうした植物性乳酸菌の活躍により、腸が健康に保たれ、スッキリした気分で日常生活を送ることができるのです。こうなると、腸内の免疫機能のはたらきも活発になり、さまざまな病気を未然に防いでくれます。

乳酸菌などの善玉菌は、腸内のビタミンやたんばく質の合成、免疫機能の強化、さらにがんなどの病気の原因となる悪玉菌を抑制する効果もあります。

そんな植物性乳酸菌を摂るためにも、漬け物や味噌、醤油といった日本の伝統食品を、食習慣の中に取り入れたいものです。たとえば、キュウリのぬか漬けでも、柴漬けでも、沢庵でも、種類はなんでもかまいません。塩分は少なめのほうがいいのですが、きちんと乳酸発酵させた漬け物( スーパーなどで売っている漬け物には、化学調味料で味付けし、ほとんど乳酸発酵していないものもある)を、毎日少なくとも1回は食べる習慣をつけるとよいでしょう。

ちなみに、植物性乳酸菌を多く含む食品は日本食以外にもあります。たとえば韓国のキムチやドイツのザワークラウトなど他国の伝統食にも、植物性乳酸菌は豊富に含まれています。先人達の知恵と経験によって育まれた健康食といえるでしょう。
大豊の碁石茶 乳酸発酵の健康茶でおなかスッキリなどのようにお茶で乳酸菌発酵しているものもあるので手軽に飲めます。