腸ストレス」カテゴリーアーカイブ

腸ストレスを取りのぞくための運動 ストレッチや運動 寝覚めの習慣などを紹介。

安易なダイエット情報には注意する

間違ったダイエット情報

間違ったダイエット情報


最近の女性たちを見ていると、それ以上やせなくてもいいのにと思う人が、もっともっとやせなきやと、ダイエットに取り組んでいる姿に驚かされます。どう見てもやせすぎ?というスタイルです。

理想の体型を手に入れたいという女性たちの願望は、とても強いと感じます。しかし、その理想のゴールは、いったいどこにあるのでしょうか

その行き着く先に、健康的な美とは逆方向にすすんでいるように思えてなりません。そんななか、彼女たちにとって憧れの対象であるファッションモデル業界に新たな動きが出ています。世界の国と地域で発行されている世界的に有名なファッション誌「ヴォーグ」が、以前「やせすぎのモデルは誌面で起用しない」ことを宣言し、話題になりました。

女性が健康的に美しくあることを支援する「ザ・ヘルス・イニシアティブ」プロジェクトとして、全世界で同時にこのマニフェストを表明しました。

不健康なほどにやせたモデルを見た読者が無理なダイエットをしたり、あまりにも若いモデルが起用されることによって、精神的にも肉体的にも未成熟な少女の姿を「理想のボディ」と読者が誤解することがないように、同誌は今後16歳未満のモデルや、摂食障害を抱えたモデルを起用しないことを表明したのです。

もちろん、日本版の「ヴォーグジャパン」も健康美を誇るモデルらの食習慣を紹介する特集を組んでいました。日本は欧米に比べても女性のやせ願望が強いとされ、厚生労働省によると、20代女性の約3割がBMI(体重÷身長÷身長で算出される体重の指標。22が理想値とされる)
18.5未満の「やせ」。若い女性のやせすぎは、月経異常や不妊をもたらし、出産した子供の健康にも悪影響を及ぼします。やせ願望の低年齢化も社会問題になりつつある昨今、こうした動きにようやく注目が集まるようになってきました。

「理想の体型を手に入れたい」という思いは、十分に理解できます。問題はその「理想」が健康をむしばんでしまうこともあるということです。本当の美しさとは、健全な体から生まれるはずのものでしょう。

過剰なダイエットで内臓機能が停止しまうでは、過剰なダイエットは冷えを招き、冷え症にとどまらず内臓機能の障害も引き起こすことが紹介されています。

危険なローカーボダイエットについて

ローカーダイエット

ローカーボダイエット


最近は、20~0代の女性が多いのですが、ほとんどの人が何度もダイエットを行っています。なかでも「ローカーボダイエット」や「低糖質ダイエット」などと呼ばれるダイエットの経験者が多いことに驚かされます。イメージ的にやせるようなイメージがあるのでしょうか?

たしかに、炭水化物の摂取を制限するだけで、動物性のたんぱく質の肉や魚は食べてもよいので、「食べない」ダイエットに比べればストレスも少ないのかもしれません。いまでもこれらは根強い人気があります。

ただし、常習性便秘症の方が、炭水化物の摂取を控えるダイエットを行うと、食物繊維が不足がちになり、ますます便秘の症状が悪化しかねません。その結果、便秘薬や下剤の服用量が増えてしまい、症状はさらに悪化してしまいます。こうした悪循環に陥ってしまった方々を数多くいます。

低炭水化物ダイエットの危険性はこれだけではりませんこの方法を長期にわたって続けると、心筋梗塞や脳卒中になる危険性が高まるのです。

ハーバード大学などのグループが英国医学誌に発表した内容は以下の通りです。1991~1992年に、スウェーデンの30歳~49歳の女性4万人以上の食生活を調査し、その後の平均約16年間、心筋梗塞や脳卒中などの発症を追跡調査したものです。

その結果、一般的に炭水化物を制限する食事は、高たんばくになりがちで、この低炭水化物で高たんばくのグループでは、そうでないグループに比べて心筋梗塞や脳卒中などの発症の危険性が最大1.6倍にもなつたことがわかりました。炭水化物、つまり糖質を摂らない食生活は、「食べない」ダイエットと同様に、炭水化物を分解して得られるグルコースという筋肉を動かすために必要な物質を使わなくなる、つまりやせにくい体質に変化する可能性もあります。

健康のためにダイエットにチャレンジする際は、とくに便秘など腸の不調のある方は、安易に新しいダイエット法に飛びつかずに、体に与える影響などをよく理解してから、取り組むのが無難です。

流行の少食、断食などが及ぼす悪影響

断食で野菜ジュースで食事がわり

断食で野菜ジュースで食事がわり


健康を気づかう男性にもまた、熱心にダイエットに取り組む人が急増しています。
その一方、はじめは勢いよくダイエットを始めても途中で挫折してしまう人が後を絶たないのもダイエットの宿命といえるかもしれません。

それはその人の意志だけでなく、方法そのものに問題があるケースも少なくないのも原因です。たとえば、最近では、朝食を抜くなど、食事の回数や食べる量を極端に減らすダイエット法が注目されています。1日2食ダイエットです。

「食べない」というわかりやすさが受けたのかもしれませんが、腸の面から見ると、この方法の問題はまさしくその「食べない」という点にあります。
食べないことで、少ないカロリーでも生命が維持できるよう、私たちの体はエネルギー消費の多い筋肉を減らそうとしてしまいます。
すると、一時的にやせることはあるかもしれませんが、しだいにカロリーを消費しにくい、やせにくい体になってしまうばかりか、体や腸が冷えやすい体質になってしまいます。病気への抵抗力も落ちていきます。体の免疫力そのものが低下してしまうのです。

そして、腸にとって何より問題なのが、便になる内容物そのものが不足してしまい、スムーズな消化・吸収・排泄というサイクルが機能しなくなってしまうことです。適度な食事量と運動によって、腸を「温め」「動かす」こと。これこそが、ダイエットだけでなく、私たちの健康を維持するための基本なのです。

もちろん食べ過ぎも腸には悪影響ですから、これまで食べ過ぎていた人には、一時的には少食、断食などが効果を発揮することもあるかもしれません。しかし、継続していくと腸は調子を悪くしてしまうのです。