コンビニ食でも腸のことを考える

現代人は、仕事が忙しく、ゆっくりランチを取ることができないという人も多いかと思います。お昼休みにも仕事が食い込んでしまうことが多いケースが多々あるかもしれません。そして間を空けずに午後の仕事という毎日の人も多いでしょう。

ランチの腸のためになるおすすめ食を紹介しましたが、食べている時間がない人も多いでしょう。

ですからお昼はササッと済ます派毎日でも、やっぱり腸の基本は食生活です。コンビニだって上手に使えば、腸の味方になります。

そして最近のコンビニ食はあなどれないぐらい忙しい現代人のことを考えられたものが多いです。食のヘルシー志向も高まっているせいか、どのコンビニメニューにもバリエーションが出てきています。しかし実際には、食べてもいいコンビニ食と、食べてはいけないコンビニ食があります。

ここではその基準や注意点などをしっかりとアドバイスしたいと思います。コンビニ食は、おにぎりを主軸に考えましょう。最近では、玄米や五穀米などを使用したおにぎりも見受けられますので、選択肢も増えていると思います。そして味噌汁と野菜サラダをひとつ。さらにりんごか、バナナをプラスすれば、立派な腸のためになる昼食です。

また季節によっては冷や奴などをプラスしたり、多少のバリエーションをつけてみましょう。しかしコンビニ食で問題になるのは、食物繊維の少なさと、使用している油の質に多少の難があるということです。

油に関する心配は、妙め物や揚げ物のお弁当を避ければ解消されます。また食物繊維ですが、コンビニに売っている玄米フレークを買ってきて、サラダに足すという方法もあります。そしてドレッシングは使用せずに、オリーブオイルを少々かけて食べれば、かなりのクオリティの食事に近づいていきます。

そこで提案ですが、ぜひ会社のデスクにはコンビニ食を腸のための食に変えるちょい足し食材を常備しておくことをおすすめします。

オリーブオイル、玄米フレーク以外にもオリゴ糖は、会社でのティーブレイク時にコーヒー、紅茶、ヨーグルトなど様々なものに足すことができて便利です。またスパイスの一種でもあるシナモンパウダー(スーパーなどで売っています) も常備し、紅茶に入れたり、ヨーグルトに入れるのもおすすめです。
オリゴ糖はこちら。

シナモンは、代謝や水分バランスを調整する作用があり、体内の余分なものを排出するスパイスでもあるのです。また味にもバリエーションがつくのでおすすめです。このようにちょっとしたアイディアで、コンビニ食も立派な腸のための食に変えることができます。
いろいろご自分でアレンジしてみると、案外コンビニ食も楽しくいただけるのではないでしょうか。

果物を食べることができない人は、イサゴールがおすすめです。ミネラルウォータに溶かして飲むだけです。

ランチメニューは主食以外に副菜やデザートでしっかり食物繊維を摂取

快便のためのランチメニューの選び方 には、パスタがおすすめだと紹介されています。

最近はランチメニューも多様化しています。いろいろな選択肢がある場合のランチメニューのチョイスの方法をここでは紹介したいと思います。

まず韓国料理。植物性乳酸菌の多いキムチや、野菜のナムルなどを使ったビビンバは特におすすめです。焼き肉系のメニューをセレクトするときは、モモ肉などの脂肪の少ない肉を使ったメニューを選んでください。

腸の健康を第一に考えた場合、カルビなどの脂肪の多い肉は避けるべきでしょう。そして中国料理では、単品の麺類やチャーハンではなく、定食を選びましょう。肉料理よりも魚料理がおすすめですが、野菜を多く使った料理や、油の少ない料理を見極めていきましょう。
そして副菜でつくザーサイは、植物性乳酸菌が豊富なので意識して食べて欲しいですね。また水溶性食物繊維の豊富なわかめのスープや、フカヒレのスープをプラスするのもおすすめです。そ

して簡単にランチを済ます方の定番でもある麺類。うどん、ラーメン、そばなど選択肢は多いのですが、同じ炭水化物を摂るのであれば、食物繊維の豊富さで、断然そばです。そして冷たいそばよりも温かいそばを選ぶと腸の働きを鈍らせることなく、消化にもいいと思います。

また不溶性食物繊維が豊富なきのこ類をトッピングした、なめこそばなどもおすすめです。ちなみにゆでたときの麺類の食物繊維の量を参考までにあげておきます。
100g中の食物繊維の量です。

  • うどん/0.8g
  • 中華麺/1.3 g
  • パスタ/1.52g
  • そば/2.02g

です。そばの食物繊維の量は断トツです。
快便のためのランチメニューの選び方 でパスタをすすめているのも理解できます。

さらにランチでは「ちょい辛」もポイントのひとつです。にんにくや長ねぎ、たまねぎ、にらなどの野菜の辛味は、腸の動きを活発にして解毒作用もあります。

また唐辛子、生姜などは血行を促進して身体を温め、腸の働きを活発にしますので、意識して摂るといいでしょう。

中華やエスニック、インド料理は、ソースにこれらの野菜や香辛料が使ってあることが多く「ちょい辛」メニューが多数あります。

ランチでうまく腸のためのメニューを選ぶことができなかった場合でも大丈夫です。フォローの方法があります。それはりんご1個をプラスして食べること。りんご100g中には食物織…維が1.5 g (水溶性0.3 2/不溶性1.2g) 含まれており、手軽に摂ることができるのもおすすめの理由です。りんごを使ったデザートを食べるのを意識するといいでしょう。

このように外食のランチは、工夫次第でしっかり食物繊維を摂ることができます。メインのもので失敗したかな? と思っても副菜やデザートで挽回は可能です。

イサゴールは粉末なのでミネラルウォーターに溶いて飲めばたっぷり食物繊維が摂取できます。ランチはおいしいものを食べて食物繊維は、イサゴールで摂る方法もありです。

難治のうつやアルツハイマーなども腸を元気にすることで治るケースがたくさんある

病巣は人間にとって根である腸に原因があることが多い

日本の登校拒否児童(小・中学校)は約17万5000人、うつの患者は97万人。なぜ、これだけ医療が発達しているのに、うつやひきこもりを治せないのでしょうか。

アルツハイマーやパーキンソン病といった難病が、あふれているのか。多くの人の疑問でもあります。もっと原始的な生活時代のほうがこうした病気は少なかったのです。

中国最高の医学書「黄帝内径」の中に、「治病必求於本」という言葉があります。これは、「病気を治すには必ずその本質を求めよ」という意味ですが、今の医療は本質に向かっていません。ですから、病気を治しきれないのです。

西洋医学では、症状はイコール病巣です。皮膚に症状があれば病巣も皮膚にあり、皮膚を治療します。ところが、東洋医学は違います。症状が皮膚にあっても、病巣は別にあると考え、それを追い求めます。

では、病巣(本質)はどこにあるのでしょうか。その多くは、腸にあります。

花や派菓が枯れたとき、一般的なプロの庭師なら根腐れを疑います。根っこは水や栄養を吸収するところ。そこが腐れば、花も葉も幹も枯れてしまいます。

人間も、同じです。栄養を吸収する腸は、木でいえば根っこ。その根腐れが、さまざまな病気の原因になっているのです。うつやひきこもりは、心の病といわれています。この心が宿るのも実は腸です。それは、生物の進化を見れば明らかです。

人類の祖先をたどると、ヒドラという腔腸動物に行き着きます。ヒドラは口と腸と触覚しかない動物で、「おなかがすいた」と感じるのも、「栄養を取れ」と指示するのも腸です。
つまり、すべて腸が考え、指令を出しているのです。この機能は、そのまま私たち人間にも受け継がれています。脳は、のちに腸から派生したにすぎません。

腸で考えて指令を出しているのは、基底顆粒細胞です。基底顆粒細胞は、舌や消化管の粘膜上皮、皮膚にも存在します。細胞の先端に微絨毛の冠をつけ、細胞の底にホルモンを含んだ顆粒を持っています。

腸の基底顆粒細胞は、微絨毛が食物などの入ってきた外部の情報を細胞に伝えます。また、5欲(食欲、性欲、睡眠欲、名誉欲、財産欲) を引き起こすホルモンを分泌しています。

代表的な認知症には、2つのタイプがあるといえます。1つは、脳の劣化による単純性認知症で、物や人の名前を忘れてなかなか思い出せない、いわゆる物忘れです。
もう1つのアルツハイマー型認知症は、「金をとられた」「飯を食わせない」といった5欲にまつわる症状が多いのが特徴です。それは、腸の基底顆粒細胞が劣化しているからだと考えられます。

柿と豚のラードは要注意

脳を頭蓋骨が守っているように、腸は腸内細菌に守られています。ビフィズス菌や乳酸菌などの有用菌は、腸内で乳酸や酢酸を作って腸内を酸性に傾け、病原菌をおさえたり、有害物質を分解したりしています。

この腸の働きは、ぬか床にそっくり。ぬか床は細菌が野菜を発酵させて、おいしい漬物を作ります。同様に、腸では細菌が発酵して腸の環境を整え、体にいい作用をもたらします。

漬物の味がぬか床で決まるように、人間の健康も腸というぬか床しだい。手入れを怠ると、ぬか床にカピがはえるように、腸も腸内細菌のバランスが崩れたり、大事な基底顆粒細胞が異変を起こしたりします。

うつ、ひきこもり、アルツハイマーなどの心の病は、腹診をすると、必ずおなかに違和感があります。動悸、痛み、つっぱり感、くすぐったさ、ぽちゃぽちゃ感、こうしたおなかの状態に応じて、漢方薬を処方すると、腸の環境がよくなって、心の病が改善していきます。

腸の改善でうつやアルツハイマーが治るというと、信じられないかもしれませんが、そういう事例は多数あります。うつの患者さんは、8割潮は社会復帰できるくらいに回復しています。
最近は、薬ばかりでなく初期のうつであればよい製品がでています。腸を改善しながら同時併用すればさらに効果は高まります。
水溶性低分子キトサン「ヌーススピリッツ」を使ってみての感想

腸を改善するために必要な3項目は以下のとおりです。この3ポイントをしっかり抑えることがまずは必須となります。

  1. しっかり噛んで食べる
    野菜を適度な大きさに切ってぬか床に漬けるように、よくかんで食べ物を吸収しやすい状態にすれば、腸の負担がへります。
  2. 腹8分目にする
    ぬか床は、たくさん漬けすぎるとうまく漬かりません。おなかも食べすぎると消化不良を起こすので、食事は適量にとどめます。
  3. 腸を冷やさない
    ぬか床も腸も、冷やすと発酵が進みません。これは、単に冷たいものを食べないということではなく、体を冷やす食材を食べないということ。柿と豚のラードは特に冷えるので要注意です。

日本では、「三つ子の魂、百まで」といいますが、腸の基底顆粒細胞や腸内細菌は、生まれて3歳ごろや離乳期までに完成します。ですから、それまでは、味の濃いもの、刺激の強いもの、抗生剤などの薬を与えないことが大事です。
この時期の食事や育て方が、後に心の病の原因になることがあるのです。

一定以上の良質の油の摂取も重要です。
腸ストレスから自分の腸を守るために効果的なエキストラバージンオリーブオイル

腸ストレスを取り去る運動 腸をゆるめて動かすストレッチ

腸はストレスに弱い器官です。長く緊張を強いられると、交感神経優位の状態が長く続いてしまい、腸のはたらきが停滞し、お腹がゆるくなったり、反対に便秘になりやすくなります。

緊張してストレスを感じたときや、お腹の調子が悪いなと感じたら、1日の終わりにゆっくり時間をかけてストレッチをして、緊張をといてあげるとよいでしょう。

ここでは腸をリラックスさせるストレッチを紹介します。横たわった姿勢で、腰のカーブを床から浮かせないようにつけたまま、両膝を手で胸のほうに引き寄せ、お尻の筋肉が伸びるのを感じます。

あごを軽く引き、深くゆったりとした呼吸をしましょう。5回を目安に深呼吸をしたあと、手足を伸ばしてリラックスした姿勢に戻ります。

さらに、腹式呼吸を組み合わせることで腸をやさしくマッサージしていきましょう。現代人には、胸の上部のみを使った浅い呼吸の人が多いといわれています。

体の緊張をほぐし、リラックスするためには、まるで赤ちゃんがお昼寝をしているときのような、ゆったりした腹式呼吸がおすすめです。
うまずは、ブドウの房のような形状をした肺胞ひとつひとつに空気を入れるイメージで鼻から深く空気を吸い込みます。このとき胸腔と腹腔を分けている横隔膜(腹部を横に走る深層筋) が下に押し出され、お腹がふくらむようにします。

息を吐くときには横隔膜を背骨これが腹式呼吸です。呼吸をするたびに腹庄がかかり、内臓がマッサージされていくような心地よさを感じられると思います。

1日の終わりに、その日のストレスを解放するようなイメージでゆったりと腹式呼吸をしてみましょう。3分も続けると、自律神経のバランスが整い、腸もリラックス状態を取り戻してくれるはずです。

腸ストレスを取り去る運動 ウォーキング

体を温めて、腸を動かす最適な運動は、有酸素運動である「ウォーキング」です。歩くことで腸は動きだすからです。ウォーキングのポイントは、
歩幅をやや広くして、腕を大きく振り、少し呼吸が速くなる程度の速度で30分ほど歩くことです。これなら有酸素運動にもなりますし、運動による刺激で新陳代謝も活発になり、腸もよくはたらくようになるでしう。

加齢や運動不足など、排便に必要な腹筋や背筋などの筋力の衰えも便秘の大きな要因です。ウォーキングは、これらの筋力の維持や増強にも非常に有効です。腹筋や背筋だけでなく、下半身の筋力の衰えも、腸の冷えや血行不良につながってきます。

下半身には、全身の筋肉の70%以上が集中しています。下半身の筋肉を鍛えることで、代謝が高まり、血液循環もよくなることで、冷えと血行不良を改善することができます。

その意味でも、ウォーキングは最適です。なぜランニングではなく、ウォーキングなのでしょうか。それは、あまりに過度なトレーニングはかえつて筋肉に疲労がたまり、体に負担がかかって逆効果になってしまうからです。

しかも、疲労がたまったまま運動をしてしまうと正しい姿勢が保てず、腰や膝などを痛めやすくなつてしまいます。ウォーキングをすれば、すぐに体がポカポカと温まってくるのを実感できるはずです。地面を蹴って前に進むことで、「第2の心臓」といわれる、ふくらはぎの筋肉の力で血液を全身に力強く送り返してくれます。

下半身にとどまっていた血液も脚の筋肉が伸縮することで、どんどん心臓に戻り始めます。それによって、腸の改善だけでなく、血液循環の不良から起こる肩こりや手足のしびれなどの解消も期待できます。

腸のためには寝覚めの習慣がとても大切

朝起きたら喉がからからに渇いていたことがある人は多いはずです。就寝中に、コップ1杯程度(約200~300ml )の汗をかいています。
そのため、喉が渇いているだけでなく、体内の水分量そのものも減ってしまっています。このとき体はいわばひからびた状態にあります。

そうすると、血液中の水分も減っているので、粘り気を増し、ドロドロになつてきます。このドロドロが、血栓を作り、動脈硬化の原因となってしまいます。

ドロドロだけでない!ベタベタ、ギュウギュウ、ギトギト、スカスカ血液はリスクが高い

この動脈硬化が原因で起こる脳卒中や心筋梗塞などの病気が、起きてから数時間以内に発生する確率が高いのはそのためです。

寝覚めのコップ1杯の水は、血液の流れをスムーズにするためにも重要なのです。もちろん、この1杯の水は腸のはたらきを活性化するためにも欠かせません。
空っぽの状態の胃に水が入ると、それが刺激となって大腸にぜん動運動をするように信号が送られます。つまり、便意を催しやすくなるわけです。
さらに体内の水分バランスを調節するため、腸内の老廃物にも適量の水分が行きわたりよりスムーズなお通じにつながるのです。また、尿や汗の量が増えるので、全身の解毒を促進する効果も期待できます。

こうしたはたらきをより効果的に促進するためには、1日にトータルで1.5~2リットルの水分を摂るようにしてください。やや多いと感じるかもしれません。しかし、これが腸のためには必要な量なのです。
水として毎日1.5リットル以上を飲む必要はありません。

私たちは、ふだんの食事からも水分を補給していますので、たとえばスープなどで水分を多めに摂取した場合などは、飲む水の量を調節してもよいでしょう。

飲み方は腸の負担にならないように、少しずつ味わうようにゆっくりと飲むこと。より体に浸透しやすくなります。また、急に冷たい水を飲まないことです。水分補給は朝だけでなく、日中気がついたときに飲んでもいいですし、

とくに就寝前の適度な水分補給も大切です。できれば水はミネラルウォーター、それもマグネシウムやカリウムを多く含むナチュラルミネラルウオーターがよいでしょう。

便秘解消に効果的な水(一覧)はこちら。

デスクワークの人は必見、腸のためにストレスがかからない姿勢を意識する

オフィスでのデスクワークでは、パソコン画面を注視するあまり、ついつい前屈みになっていたり、無意識のうちに足を組んでしまっている人もいるでしょう。集中していると、次第にディスプレーに顔が近づいてしまう人もいます。

また、自宅でも片手で頭を固定しながら横になつてテレビを見たりしているのではないでしょうか。こうした悪い姿勢が体のクセになって血行不良の原因になってしまうこともあるので注意が必要です。

血行不良は体にさまざまな悪影響を及ぼします。とくに問題なのが猫背。猫背になると体が前屈みになります。そうするとお腹が圧迫されますから、腸などに負担がかかり、機能が鈍ってしまいます。

姿勢の悪さというのは、なかなか気がつきにくいものです。自分は姿勢がいいほうだと思っていても、加齢や体調不良により、お腹をかばうようにして、だんだんと背中が曲がってきているかもしれません。

悪い姿勢によってお腹を圧迫すると、腸だけでなく、胃の負担にもなりますから、食欲不振や胸やけ、さらには便秘にもつながりかねません。

悪い姿勢だけでなく、オフィスワークなど長い時間座りつばなしなど、あまり体を動かさない場合も同様に、腸のはたらきを鈍らせてしまいます。そこで気をつけたいのが、ふだんの姿勢です。正しい姿勢には5 つのポイントがあるといわれています。立ったときに、自分の姿勢がくるぶし、膝の中央、骨盤の出っ張り、肩の出っ張り、耳の中央の5つのポイントが一直線に並んでいるかどうかを確認しましょう。

真っすぐに並んでいない場合は姿勢が悪いということです。その対処法は、デスクワークをしているときなら、椅子に深く腰をかけ、背もたれにきちんと背中をつけることです。

パソコンのモニターは見上げるのではなく、やや見下ろすような姿勢をとりましょう。当然、足を組むのもNGです。そうしたうえで、前のめりにならないよう、頭の頂点を真上から何かに引っ張られているイメージをしてみてください。歩いているときも同様に、ピンと背筋を伸ばすようにしてみましょう。姿勢を正すだけでも、腸の調子改善されていきます。

体も腸も温める質のいい睡眠法

睡眠時無呼吸症候群が話題になって以来、睡眠が健康に及ぼす重要性があらためて注目されるようになりました。枕など寝具にこだわる人が増えたり、良質の睡眠についての意識が高まりつつあります。睡眠時無呼吸症候群の診断はこちら

睡眠中は、体内でさまざまなホルモンが分泌され、体のメンテナンスのためにはたらいてくれます。その代表といえるのが、深い眠りであるノンレム睡眠中に分泌される成長ホルモンです。

このホルモンは、壊れたり古くなったりした細胞を修復・再生してくれるものです。アルコールの代謝・分解に使われた肝臓の細胞を再生するなど、新陳代謝を活性化してくれます。

健康な体作りには、良質の睡眠が欠かせないことくらいわかってはいるものの、なかなか十分な睡眠時間を確保できないのが忙しい現代人のつらいところです。

仕事や家事、育児などで寝るのはいつも深夜、という人も少なくないはずです。不眠が続けば、その日のうちに解消すべき疲れが蓄積されることによって、腸の活動が停滞してしまうことになります。

なるべく良質な睡眠をとれるよう対策したいもの。そこで、できるだけ良質の睡眠をとるためのポイントを紹介します。まずは、体温のコントロールです。コントロールといっても、それほど難しくはありません。人間は日中活動している間は体温が高く、夜になり体温が下がると眠くなるようにできています。

この体温低下の幅が大きいほど眠気が強くなり、寝つきがよくなって、スムーズに深く寝入ることができるとされています。そのため、眠りにつく前に体温を上げておくと、脳は体温を下げようと指令を出すため、深い睡眠に入りやすくなります。体温を下げるためには体中の血液を冷やす必要がありますが、この役割は手足が担っています。
手足の表面に熱い血液が流れてきて、汗をかくことにより、気化熱で血液を冷やし、体温を下げるのです。

ちなみに冷え症の人は体温が高くても手足が冷たく、手足からの放熱ができないため体温を下げにくいのです。そこで夏でも手袋や靴下をはいて、手足の循環をよくして、放熱を促すと体温が下がりやすくなります。

夕食は紹介したような体を芯から温めてくれるものがいいでしょう。適度な運動も体を温めることに役立ちます。ウォーキングやヨガ、ストレッチなど、あまり体に負荷をかけない程度の運動がよいでしょう。

交感神経を刺激するような激しい運動は控えます。入浴は就寝1時間前に、前述のように38~41度のぬるめのお湯にじっくりつかって体温を上げます。

入浴は体温を上げるだけでなく、リラックスすることにより副交感神経を優位にして、体を休息モードに切り替えてくれます。就寝の1時間前には、テレビやパソコンを見ないようにすることも大切です。

テレビやパソコンの光が交感神経を刺激するために寝つきが悪くなつてしまいます。風呂上がりにはビールなどの冷たいものを飲みたくなる人も多いでしょう。
しかし、せっかく上げた体温を下げてしまうことになるので、我慢します。何か飲みたければ、寝つきをよくしてくれるホットミルクやホット豆乳などがおすすめです。

冷え症の女性などは、それでも足が冷たくて眠れないという人もいます。そんな人は、湯たんぽなどで足元を温めておくのもいいですし、足枕などをして足を高くして寝るといいでしょう。

下半身に血液がたまっているので、足をやや高くすることでむくみが取れ、血液の循環がよくなって、体温低下を防ぎやすくなります。

ちなみにアメリカでの調査によれば、睡眠時間は7時間くらい寝ている人の6年後の生存率が最も高かったというデータがあります。それも午前0時から6時という、ホルモン分泌が盛んな時間帯を中心に睡眠をとると効果的です。

腸の排ガスアップのための半身浴

腸の健康のためには、シャワーですまさずに入浴は湯船にしっかりつかることが大事です。その際におすすめなのが半身浴。半身浴は、体が温まるだけでなく、心身のストレスを取り除き、腸への血流もよくなりますし、免疫力を高めることもできる入浴法です。

とくに寒い冬には、熱いお湯に肩までつかって温まりたいという人が多いでしょうし、夏の暑い季節には湯船につからずシャワーだけですませてしまいたい人も少なくないはずです。しかし、これでは入浴による効果が期待できません。便秘やお腹の張りは、副交感神経がうまくはたらかずに交感神経が優位になつているときに起こるため、血流をよくして自律神経のバランスを整えることは、腸を温めて、動かには大変有効なのです。

入浴のポイントは、ぬるま湯に、じっくりと、半身浴で温まること。ここでいうぬるま湯とは、副交感神経のほどよい刺激となる、体温より2~4度高めの38~41度くらいのお湯のことです。

熱いお湯が好みの人もいるかもしれませんが、熱いとすぐにのぼせてしまい、かえって体の芯まで温まることができません。そのうえ、体温との差が大きいため、交感神経が刺激され血圧や心拍数が急激に上がりかねないので注意が必要です。

ぬるま湯につかる時間は、20~30分ほど。汗が出るまでじっくりと湯船につかるのが理想です。寒い冬などは、ときどき湯船に深くつかったり、浴用タオルをかけて冷やさないようにするといいでしょう。

なぜ半身浴がいいのかというと、心肺機能に負担がかからないためです。半身浴をすると水圧が足の静脈をポンプのように押して血液を心臓に戻してくれますが、

全身浴の場合は水圧で皮膚や内臓、筋肉の血液がいっせいに心臓に戻るので、心臓が拡大して肺の容量が減り、心肺機能に負担をかけることになつてしまいます。入浴などによって急激に体が温められると、血液が皮膚に集まるために胃のはたらきが悪くなり、消化不良を起こすこともあります。とくに42度以上の熱い湯では胃液の分泌が減るので、入浴は食後1時間以上たってからが理想です。

半身浴は血管の詰まりに効果大

腸ストレスを取り去る生活習慣「何を食べるかではなくどう食べるか」

腸ストレスを取り除く食べ物については紹介のとおりです。食事は腸ストレスと深い関係がありますが、生活習慣も同じようにとても大切です。

「何を食べるか」も大切なですが、それ以上に、実は「どう食べるか」も重要です。繰り返しになりますが、1日3食をしっかり食べることが腸の健康には欠かせません。

とくに朝はしっかり食べたいところです。ぜん動運動が最も活発に起こる時間帯である朝に食事を抜いてしまうと、腸は正常には働いてくれません。

また、朝食を抜いてしまうと、前日の夕食から昼食までに間があいてしまうため、体はよりエネルギーを蓄えようとしてしまい、太りやすい体になってしまいます。

では、昼食なら抜いてもかまわないのかというと、これも腸の健康を考えればそうとはいえません。昼休みは、実は脳をクールダウンさせる重要な役割を担っているのです。

午前中に仕事をして、脳を興奮した状態のままにしてクールダウンさせないと、交感神経の緊張が午後まで持続することになります。

すると血圧や心拍数が上昇したままになり、胃腸のはたらきが低下してしまうからです。夕食は就寝3時間前までにすませることがベストです。

夜遅くの食事は胃腸に負担をかけるうえ、夜には体が脂肪を蓄えようとするモードになるため、太りやすくなるからです。3食を摂ることとともに、よく噛んで食べることも重要です。食事中によく噛むと、エネルギーの代謝が高まり、体温が上昇します。

この反応が最も大きいのが朝なのです。ですから、朝はとくに、しつかりよく噛んで食べるようにしたいもの。食事をよく噛んで食べることは、ダイエット面から見ても重要です。脳内に送られる糖分によって満腹中枢が満たされ、必要以上に食べることを抑えてくれるのですが、よく噛まずに早食いをしてしまうと、どうしても満腹中枢が刺激されず、食べすぎてしまうことになるのです。

料理はよく味わうだけでなく、「一口ごとに箸を置く」「小さなスプーンを使う」「お茶などを飲みながら食べる」などの工夫をして、できれば20 ~30分程度をかけて、ゆっくり食べるよう心がけましょう。